禁酒が原因で疎遠になる人は元からその程度の仲だったということ
禁酒のデメリットとしてずっと感じていた事の一つが、
友達が減った
という事です。
まだお酒を飲んでいた頃は毎日のように飲み会に誘われていたんですけど、禁酒を始めて周りに公言した時から全くと言っていいほど飲み会の誘いはなくなりました。
そりゃあ、禁酒をしている人間の目の前で酒を飲むのは気が引けるものですし、私は自他共に認める大酒飲みでしたから、なおさら仕方がないことだとは思うんですけどね。
ただ、飲み会に誘われなくなったのは仕方がないことだと思うんですけど、禁酒を始めてからは飲み会以外の誘いもなくなったんですよね。
これも考えてみれば、遊びに行った先で酒を飲む瞬間があったり、最後に一杯飲んで締めるという可能性がある事を考えれば仕方がないと思うんですけど、それでも私はあらためて実感しました。
酒を飲めない私にはなんの価値もないんだと…
悲しいことなんですけど、これが事実なんですよね。
小学生や中学生時代から二十年以上の付き合いがあって自分では親友だと思っていた友達でさえ、私が禁酒を始めた時から疎遠になりました。
禁酒が原因で疎遠になる人は元からその程度の仲だったということ
こうやって書くと、他人が私のことを「酒が飲めないならあいつはいらない」って思ってるように見えますけど、そうではないんです。(いや、それもあるんですけどね)
だって、飲み会以外に誘いたければ自分から誘えばいいだけの話ですからね。
でもそうしなかったのは、自分自身が元から受け身だったのもありますが、私自身も「酒が飲めない自分には価値がない」と思っているからなんです。
だからと言って、また酒を飲み始めたら誘われるかというと、そうでもないと思いますし、もし酒を飲むことでまた誘われると分かっていたとしても私は飲みません。
なぜなら、私自身も人との付き合いよりも禁酒を継続することを大切にしているからで、私の中での友達という存在はその程度だったという事です。
今は一人
今私は基本的に一人です。
そりゃあ、淋しいと思うこともたまにはありますが、それよりも禁酒を継続できている喜びのほうが大きいです。
人によってはひとりぼっちは耐えられないという人だっていることでしょう。
そういう人で、もしこれから禁酒を始める人は、禁酒をすることで付き合いは確実に減ることは覚悟しておいたほうがいいです。
自分自身では、「酒を飲めなくても飲み会には誘ってほしい」と思っていても、周りはそう思わないからです。
上にも書きましたが、飲めない人を飲み会に誘うのは気が引けるものです。
さいごに
「私はそんなに薄情じゃないから、もしそうなったら酒を飲む事を優先する!」と、思った人は禁酒できません。
本気で禁酒をするというのはそういうことです。
まぁ、私の場合は飲んではいけない体だからこういう事も言えるだけであって、自由に飲める体だったら飲んでいるでしょうね。
今だって自由に飲もうと思えば飲むことはできますが、そうしたら近い将来苦しみながら死ぬのが分かってますからね。